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第2回東京講演会

生産性向上策の光と影

日時 2023年05月10日 (水) 15:30~17:00
会場/形式 zoomウェビナー / オンライン形式
会場へのアクセス
登壇者
宮川 努氏

宮川 努氏

学習院大学経済学部教授

概要 【講演概要】
日本経済が長期の停滞から脱却する手法として、2010年代の後半頃から生産性向上策が注目され始めました。
しかしながら新型コロナウイルスの感染拡大により、生産性向上の意義が十分に理解されず今日に至っています。
本講演では、生産性の概念と生産性向上の要因について解説した後、生産性の伸び悩みが、日本経済の停滞に
大きく関わってきたことを説明します。
ただコロナ後の日本経済に関して、生産性の向上策だけを解決策とすることへの疑問もあると思います。
講演では、こうした生産性向上に関するネガティブな考え方も紹介しながら、ポストコロナの日本経済の行方を
探っていきたいと考えています。

【講師略歴】
1978年3月  東京大学経済学部卒業
1978年4月  日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行
1987年6月  ハーバード大学国際問題研究所客員研究員
1988年6月  エール大学経済成長センター客員研究員
1989年6月  日本開発銀行設備投資研究所主任研究員
1992年7月  日本経済研究センター主任研究員兼務
1999年4月  学習院大学経済学部教授(現在に至る)
1999年4月  日本経済研究センター主任研究員兼務(2006年3月まで)
2006年3月  経済学博士(論文博士)取得(一橋大学)
2006年7月  Center for Economic Performance, London School of Economics 客員研究員(2007年1月まで)
2009年4月  学習院大学副学長(2011年3月まで)
2010年3月 (一社)日本経済学会理事(2014年6月まで)
2015年4月  学習院大学経済学部長(2017年3月まで)
2015年5月  統計委員会委員(2021年10月まで)
2020年10月 日本学術会議連携会員(現在に至る)

【主要著書】
「コロナショックの経済学」(編著)(中央経済社、2021年)
「生産性とは何か」(ちくま新書、2018年)
「インタンジブルズ・エコノミー」(淺羽茂氏、細野薫氏と共編)(東京大学出版会、2016年)
「Intangibles, Market Failure and Innovation Performance」(Bounfour氏と共編)(Springer、2015年)
ほか多数
備考