日時 | 2024年08月05日 (月) 14:30~16:00 |
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会場/形式 | Zoom / オンライン形式 |
会場へのアクセス |
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登壇者 |
講師 鈴木 一功 早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授 |
概要 |
近年日本のM&A市場は活況を呈しています。2023年においては、日本企業が関係したM&Aの件数は4000件強と過去最高レベルの件数を維持しています(レコフデータ調べ)。日本におけるM&Aは既に企業戦略の選択肢として定着しており、新たな市場や技術の開拓や、後継者難の企業の事業承継といった、幅広い戦略的目的のもとで、日常的に行なわれるようになりました。 とはいえ、M&Aに対しては、経験豊富な企業と殆ど経験のない企業とに大きく分かれているのも事実です。M&Aは比較的新しい経営上の選択肢であり、M&A取引が経営に対して与える影響に関して、企業経営者が十分な考察を行って意思決定を行っているかという点については、まだまだ不十分な部分があります。M&Aが企業経営における万能薬でないことはいうまでもなく、そこにはメリットとともにデメリットもあります。M&A取引が当事企業や、その資金提供者に対してどのようなメリットをもたらし、どのようなリスクを持つのか。こうしたことをきちんと理解しておくことは、M&Aの意思決定を行う企業経営者にとってはもちろんのこと、金融機関の法人担当者にとっても、取引先企業やその戦略を理解するために、不可欠な知識となっています。 本講義では、M&A取引について、その実務手順や取引形態の概要、そしてM&Aを巡る経済理論、企業価値評価やコーポレート・ガバナンスとの関係といった幅広いテーマを、コンパクトに3回の講義でまとめていきます。講義全体を通して、最近の事例を適宜取り上げて、理論と実務のバランスを考えながら、進めていきたいと考えています。 |
備考 |
【講義計画】 第1回 8/5(月) 14:30~16:00 ■M&A取引総論 ・ M&A件数、金額の推移 ・ M&Aの動機、企業戦略、コーポレート・ガバナンスとの関係 第2回 8/7(水) 14:30~16:00 ■M&A取引の詳細 ・ M&A取引の手順 ・ M&A取引形態(合併、買収、TOB、LBO、MBO等) 第3回 8/9(金) 14:30~16:00 ■M&A取引と企業価値評価 ・ M&Aの価格算定プロセス ・ M&Aの価格算定手法(DCF法、マルチプル法、純資産法)と事例 ※シリーズ講義につき、8/5(月)・8/7(水)・8/9(金)の一括お申し込みとなります。 |