編集後記 2015年4月号

2015年4月号

一般財団法人日本経済研究所(編集部)

消費税増税から約一年が経過しました。足もとでの株価の上昇や産業界での賃上げの動きなど、巷ではようやくアベノミクスの効果が出始めたとの見方が強まりつつあります。
今月号では、慶應義塾大学の深尾先生より移民政策の可能性など成長戦略の強化の必要性について論じていただいております。また、昨年9月号から始まった特別研究シリーズ「検証・アベノミクス」も最終回を迎えました。座長である東京大学の福田先生より、現時点での政策の評価とともに今後の課題をご指摘いただいております。
この他、今月号ではアジア関連の記事を多数掲載しております。なかでも、中国主導で設立が進められるアジアインフラ銀行の評価や、中国の本格的な海外進出への対応などは、今後の日中関係を考える上でのヒントとなれば幸いです。今月からスタートの連載「多民族国家マレーシアの現実」も合わせてお読みください。
今年度も会員サービスの向上を目指していきたいと考えておりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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