編集後記 2018年2月号
2018年2月号
1月中旬、道南と青森県との連携を目指す「津軽海峡交流圏プロジェクト」委員による瀬戸内地域視察にアドバイザーとして同行しました。瀬戸内地域は、国が提唱する官民協働・連携による魅力ある観光地づくりの事業主体であるDMO(Destination ManagementOrganization)として、瀬戸内を共有する7県に同地域の金融機関や民間企業が参画して、情報発信やプロモーションからマーケティング、戦略策定を担う運営会社を設立している先進地域です。この他にも、香川・岡山両県を跨いで実施されている「瀬戸内国際芸術祭」や、広島(尾道市)と愛媛(今治市)を結ぶ「しまなみ海道」を自転車で結ぶ「しまなみジャパン」、さらには、瀬戸内海を遊覧飛行する水陸両用機や海に浮かぶ旅館!のような客船運航など、さまざまな主体が県域を超えた連携により国内外へのSETOUCHI の知名度向上
に向けて活動しています。
今月号の特別記事では、ジャーナリストで拓殖大学の富坂聰先生より、習近平政治を理解するためのポイントに加えて、朝鮮半島情勢を巡っての米中両国の思惑等について詳しく解説いただいております。また、「人民元の国際化のアジア諸国への影響」について論じた下村プロジェクトのシリーズ「基軸通貨ドルへの挑戦」の学習院大学清水順子先生の特別研究も合わせてお読みいただければ幸いです。
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