今月号の特集では、弊財団のSDGs 研究センターが全体構成に関わり、あわせて当センターによる『SDGs を会社経営の中心に据える』という連載を開始しました。この2021年には、地域未来研究センターによる『明日の地域シンクタンクを考える』、女性起業サポートセンターによる『起業家が創り出す新しい未来』といった連載を開始していますが、その連載名称自体に弊財団の各センターによるメッセージが込められています。各々の名称に負けない連載を継続的にお届けしたいと思います。
2021年は発行したすべての号に特集名を冠しており、12月号も『人にやさしいスマートシティとは（仮題）』となる予定です。１月当初は集まった原稿の共通項を探るという形での特集でしたが、東京講演会（特別記事）の掲載タイミングとも平仄をあわせつつ、一定のテイストをもった紙面づくりに徐々に移行しています。特集にあわせた寄稿をいただいた方々には心から感謝申し上げます。
最後に東京講演会11月分の宣伝です。東京大学社会科学研究所・加藤晋 准教授による「公共哲学から現代の経営と社会課題を読む」という講演をお届けする予定です。企業活動及び社会全般における「経済合理性と倫理のバランス」について、公共哲学の古典は何を語ってきたか、などをお話いただきますので、こうしたテーマにご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。これからも、賛助会員の皆様へのサービス向上を目指して誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。