編集後記 2022年3月号
2022年3月号
今号特集は「社会課題と向き合う」としました。シンクタンクとして、さまざまな社会課題に向き合い、課題解決に向けたアクションにつなげていくことは避けて通れないテーマです。今号はそうした観点から多くの寄稿をいただきました。
今号では社会課題と地域活性化が結びついた寄稿が比較的多くなりましたが、相模女子大学准教授 依田様からのご寄稿では「システミックデザイン」という概念に基づき、理論的な方向性も示唆をいただいています。この点については、次号特集として予定している「イノベーションの社会的意義」のなかでも深堀りをしていきます。同時に、今号では起業的観点から社会課題や地域活性化にアプローチしている方々にも多数登場いただきました。社会との関わりが各々の事業展開と表裏一体である姿に感銘を受けます。
また2021年4月から12回にわたりお届けしてきた連載「スポーツが照らす地域学」は今回で一旦終了します。当連載は一回を除き、DBJ で長年スポーツ分野への関わりをリードしてきた地域調査部の桂田課長によるアレンジで執筆者の選定がなされたもので、桂田課長自身に連載の最後を飾っていただきました。1年に及ぶ連載のなか、さまざまな地域プロジェクトの紹介がなされましたが、一口にスポーツといってもその切り口は多種多様であり(アドベンチャーレース、女子ラグビー、部活動など)、大変ユニークな連載となりました。是非、賛助会員様専用HP において過去回も検索いただけると有難く思います。
これからも、賛助会員の皆様へのサービス向上を目指して誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。