今号特集は「日本経済の再出発に向けたデザイン」としました。宮川努教授の東京講演会を今号では掲載しましたが、講演タイトル「日本経済の再出発」を事前調整の段階で伺った折に、今号から始まる現代の経済にあてた特集群（８月号は「構造的課題」、９月号は「グローバル化」がテーマです）の皮切りに丁度当てはまるものと感じ、時評や特集もそうした観点から有識者の方々に原稿をご執筆いただきました。本当に有難うございます。
さて、私事になりますが、今号で編集長を退き、以降、㈱日本政策投資銀行内の設備投資研究所に移ります。2021年１月号から１年７ヵ月、19号分ということで短い期間ではありましたが、大変お世話になりました。毎号、何某かの特集を組むことを目標としてきましたが、編集者としては至らぬところばかりだったと思います。私自身が読みたい原稿をお願いしてきた部分も多々あり、執筆者の方々には感謝の言葉以外ありません。また月報をお読みいただいた方々からのさまざまなコメントが編集部にとって本当に大きな力になっておりますので、今後の月報についても忌憚のない感想をお伝えいただければ幸いです。
これからも弊研究所として、賛助会員の皆様へのサービス向上を目指して誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。