編集後記 2022年10月号
2022年10月号
今月上旬、連載コラム“World View アジア発”を隔月でご担当いただいているジャーナリスト須賀様より、「バンコクから原稿を送ります!」との朗報が入りました。“アジアほっつき歩る記”の副題の通り、須賀様には2012年からアジア各国の旬な情報をお寄せいただいているのですが、新型コロナの影響により、海外渡航ができない状況が約2年半続いていました。この間も途切れることなく、かつての旅行記をもとにコラムをご提供いただいていましたが、今後は、ポストコロナにおけるアジア各国の貴重な情報を現地からお寄せいただける予定です。須賀様のコラムは、現地のとっておきの情報に加え、映画を観たときのような味わい深さもありますので、今後もぜひお楽しみいただけたらと思います。
今号の特集名は、「インパクト評価の萌芽」です。特集寄稿は、弊財団SDGs 研究センター長 有年の企画により構成され、㈱日本政策投資銀行主催のセミナーでご登壇いただいた先生方の講演録などが掲載されています。水口先生と北川先生には、去る2021年11月のSDGs 特集号の際にもご寄稿いただきましたが、この度は講演録、対談としてご協力いただきました。加えて、2022年に立ち上がった同センターグローバルESG 調査チーム、社会インパクト評価チームの原稿も掲載しております。いずれの原稿も主張が明々白々で、社会的価値の実現に向けてこれほどメッセージ性のある原稿で構成された特集号は初めてかもしれません。まさに「萌芽」という名の通り、SDGs ひいてはインパクト評価に芽吹く勢いを、各分野の第一線でご活躍の皆様にご示唆いただきました。ぜひ全体を通してお読みいただければ幸いです。
また、今月から表紙の装丁がリニューアルされました。(WATALIS 引地社長、この度も素敵なご紹介文をありがとうございます。)今回のモチーフは「蝶」です。この蝶とともに12月号まで歩んでまいります。これからも賛助会員の皆様へのサービス向上を目指して誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。