ファイナリストFinalist

DBJ女性新ビジネスプランコンペティション

株式会社ウーマンスタイル
代表取締役

成田なりた

由里ゆり

石川県

  • 第4回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
  • プロダクト
  • 教育
  • 飲食・食品
事業概要

『簡単・美味しい・身体にいい』発酵食を活用して、忙しい現代人の
食生活を改善する体験型プロジェクト「発酵食大学」®の運営

成田 由里

PROFILE

京都産業大学卒業後、株式会社オリックス入社。リース、金融商品の営業全般に携わる。出産を機に、専業主婦に。その後、子育てと仕事を両立させるため、女性マーケティング会社で契約ディレクターとして在宅業務を経験。2008年に株式会社ウーマンスタイルを創立、女性視点でマーケティングをサポートする。自身の在宅ワーク経験から、女性の多様な働き方を支援し、その仕組化に取り組み、自社のワークライフバランスを向上させ、女性の働きやすい環境づくりを目指している。

ビジネスモデル

石川県は、発酵食王国と言われるほど伝統の発酵食品が豊富。しかし、蔵元はその規模の小ささ情報発信力の低さに加え洋食化等により衰退傾向にあった。一方、家族の食を預かる働く主婦にとって、毎日の食事の準備は日々の課題。インスタントや惣菜などカロリー過多でバランスが悪い食生活を改善したいと願う女性は多い。そこで、石川の老舗蔵元、石川県立大学、麹料理研究家などと連携し、発酵食の「知識」「活用」「体験」ができる場として発酵食大学を設立。「発酵食大学」®は、石川県の魅力を発酵というキーワードで繋ぎ、全国・海外へ発信することで、地域活性につなげ、忙しい現代人には、発酵食の活用で「美味しくて、栄養価が高く、簡単に」食事の準備ができるという価値を提供する。地元の人が学ぶ大学、県外から集中して学ぶ大学院、来県できない人には、インターネットを活用した有料コンテンツ配信・動画で蔵元見学ができる通信部の3部問から構成される。受講生が全国で発酵食の良さを発信する伝道師になり、多くの人が手軽に健康的な暮らしを実現できる社会をつくる。

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受賞後

体験型プロジェクト「発酵食大学」®の運営

女性モニター会員1200名の母体を持ち、石川県を中心に地域密着のマーケティングサポートを行い、女性視点を活かした商品開発やプロモーションを実施している。2013年、県内醸造企業の依頼が発端となり、発酵食品のプロモーション事業「発酵食大学」®を開始した。「発酵食」の学びを通して石川の発酵食品の認知を高め、地元発酵食メーカーのファンづくりを目的としたもので、大学・大学院・通信部の講座を設け、約1300名の受講生を輩出している。

第4回のコンペティションは本事業のブラッシュアップのために必要不可欠な経験であり、ビジョンの伝え方、ビジネスとして成り立つための重要課題を再認識し、ビジネスプランを熟考するきっかけとなった。今後は、日本伝統の発酵食に現代女性にとっての新たな価値を見出し、地域活性化のモデル事業となるべく活動していく。モノではなくコトを売る地方企業のブランディングプロジェクトとして、全国の発酵食品メーカーとのコラボも視野に入れている。

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